第7回秋季研修会
日 時 令和2年8月30日(日)10時~17時
場 所 東京都美術館内スタジオ
内 容 草書を学ぶ
講演・指導 安倍雪華先生 伊藤積華先生 内田何草先生
片芝青邦先生 川嶋毛古先生 竹之内饒僊先生
回瀾書道会では毎年春と秋に研修会を行っています。
春は新型コロナウイルス感染拡大の為中止となりましたが、秋の研修会は8月30日(日)に無事開催
することが出来ました。
ソーシャルディスタンスを保つために、参加者は講師も含めて定員の半数の25名、感染防止に努め
ての研修会でした。
今回のテーマは「草書を学ぶ」
前半は5名の講師がそれぞれ草書を師からどう学んだか、学んだものを指導するときにどう生かして
いるか等を念頭に講義をしました。
後半は竹之内饒僊先生による草書の学習の講義と実技指導を行いました。
・書体の変遷の話
篆書<甲骨文、金文>⇒隷書⇒草書⇒行書⇒楷書
・草書学習の代表的な古典として、十七帖(王義之)、眞草千字文(智永)、書譜(孫過庭)
を実技指導の教材として、回転運動の学習。
書譜の文章の中から「倶老」を全員で清書し、作品交換をしました。
今回は特別に安倍雪華先生による席上揮毫があり、ゆったりとしたリズムの揮毫を拝見しました。
参加者は熱心に課題に取り組み、日々の勉強の積み重ねが作品につながることを再認識して、無事
に研修会は終了しました。
《午前の部》
会長挨拶 安倍雪華先生 伊藤積華先生
〈草書ってなぜ草書?〉 〈感銘を受けた草書についての言葉を語る〉
内田何草先生 片芝青邦先生
〈筆遣いを指導する〉 〈師のお手本を示し話す〉
川嶋毛古先生 竹之内饒僊先生
〈師から学んだもの〉 〈呼吸を伝える〉
《午後の部》
・竹之内饒僊先生による講義・実技指導 【書体の変遷について】
・安倍雪華先生による席上揮毫